ガス抜き入子の作成、具体的に?
2023/03/24
こんにちは有限会社松研です。
数日前の日記で触れましたがプラスチック成形においては、如何にガスを抜くかが重要。
パーティングからガスが抜けるようにガスベント這わせたり、バリが出ない程度に部分切削したり。成形条件で対応しにくい場合、どうしても製品部分からガスを抜きたい局面が発生すると思います。
そんな時の「ガス抜き入子」一体何をしてるかというと。
5~10mmぐらいの板を短冊状に重ねあわせ、ノックピンやボルトで固定した状態で形状を仕上げます。薄板の側面にはガスが抜けやすいように予めガスベントの加工を行っておきます。ここで重要なのがなるべく製品部に沿って溝加工、製品部から溝に向けては0.02~0.05程度の隙間になるように加工する。樹脂の種類にもよりますが、バリが出ない程度。
ピンポイントでガスを抜きたいときはお手軽に、ガス抜きピン追加で対応することもありますが。
多少手間と工数も掛かりますが、成形現場の方が喜んでくれたらいいな~
なんて思いながら作ってます。
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