金型修理、エジェクタ板戻り確認用リミット未接続の件

こんにちは有限会社松研です。

 

急に秋になったのか…と思ったらまだまだ暑い日の繰り返しですね。

元気でやっとります。

今回は金型修理、かなりハードな案件でございました。

サイドコアの真下にエジェクタピン設置してある構造です。

製作会社は廃業されてる模様。

 

なるべくなら設計の段階で極力、サイドコアとエジェクタピンが重ならないようにするんですが

そうも言ってられない場合もありますよねー

エジェクタ板の戻り確認用にリミットスイッチが付けてあるんですが

成形現場ではちょこちょこ緊急停止してしまうと…だから接続してなかったようです。

 

結果、サイドコアとエジェクターピンが接触し、曲がったピンが入子形状部を破損する等大変な事態になっておりました。

これは他にも原因がありそうな

…ということでバラしたところ、かなり雑な作り？型サイズの割にリターンピンが細いとか、エジェクタガイドが反対に取り付けてあって機能してないとか、なんとか。

はい。施工内容は、エジェクタガイドブッシュ、ガイドピンの交換、リターンピン交換、スプリングのサイズアップと追加6本、それに伴う各プレートの加工。

破損した入子の修正、形状再現、エジェクタピン径アップ、交換等。

サイドコアの形状再現。

 

念のために古式ゆかしき、外付けのエジェクタ早戻し装置を2セット取り付けて、完了！

何年振りかで作りました、機構式の自家製早戻し装置です。

 

お疲れさまでした。