アルミ厚物のワイヤーカット加工…大変でした。

こんにちは有限会社松研です。

 

アルミ合金もいろいろありますが、今回はA2017、一般的にジュラルミンと呼ばれる素材です。

220mm厚のワイヤーカット加工の依頼を受けました。

普段から30～40mm厚ぐらいのものはよく加工してるので、安請け合いしてしまいましたが…

 

これが、大変苦労してしまいまして。

後で調べたものを踏まえて考察します。

ワイヤー放電加工中に絶縁性のある酸化被膜が生じやすいため、断線が頻発する→加工スピードを落とす必要がある。

食い込み？噛みこみ？が不安定になり易い→　ダイ形状のコアレス加工には不向き、ワイヤーが逃げる（精度不良）

→形状への食い込み発生（切落とし時に注意、工夫が必要）

 

3rd～4thカットまでやったのですが予定より大幅に時間も掛かってしまいました。

受注3個のうち2個に切落とし時に食い込み発生。

お客様のご了解頂き、レーザー溶接のちのマシニング仕上げにて納品へと至りました。

 

と～ても勉強になりました。これを経験と成長に繋がねばね。

ありがとうございました！